俺は皇帝の威をパリイする
第十話も前回のパリィ祭りが冷めやらぬ展開でスタートします。
とにかくノールは絶賛パリィ祭りで盛り上がっています。
結局、魔道砲も完全にノールのおもちゃです。
ノールそのものが大量破壊兵器と言っても過言ではありません。
普通の人間なら、パリィしてる方が死ぬって言う勢いです。
そうでしょ?
言わんこっちゃない。
さすがのノールもバテました。
だって考えてみてよ。
黒死竜と戦って、何とか毒耐性で死なずに済んで、リーンの魔法で吹っ飛ばされて、デカい竜と戦って、またもやリーンの魔法で吹っ飛ばされて、軍勢と戦って、どんだけブラックやねん。
おそらく時間にして、1時間程度の間の出来事だよ。
こんなのロトの勇者だって、宿屋で休むよ。
ロトの勇者もちゃんと休まんかい!
夜な夜な、何しとんねん!
と、ロトの勇者に突っ込んでいる場合ではありません。
まぁ、突っ込んだのはロトの勇者ですけど。
とりあえず、出鱈目のチート技でここまで乗り切ってきたノールですが、さすがに今回はヤバいです。
そう思った瞬間、無数の光の矢が!!
これが敵兵士を一網打尽にしました。
これを放ったのが、幼き日のノールを訓練所で鍛えたハンタースキルの教官だったりします。
結構好みです。
どうやら、ノールがある程度、軍勢を片付けたのを見計らって、良いとこ取りに現れた模様です。
さらに、ノールの周囲にいる雑魚兵士数人に、別の技が襲い掛かります。
この技を放ったのは彼です。
ノールを模擬戦でいじめようとした彼も、タイミングを見計らって登場!!
パリィ祭りが一転、武勲の横取り祭りが始まりました。
次々とハイエナが集まります。
幼き日に、ノールのソードマンスキルの教官も登場!!
ノールの超人的なパリィの素質を見抜けなかったポンコツです。
武勲の横取り合戦も、乱戦状態です。
遠隔攻撃で、参戦する者もあらわれました。
この攻撃を放ったのも、ノールの幼き日のウィザードスキルの教官です。
この年齢で、未だに武勲を狙ってくるとは、あくなき欲望の持ち主です。
離れた場所から、気楽に武勲を狙えるウィザードスキルがやはり有利なのでしょうか?
その顔には余裕すらうかがえます。
しかし、負けじとダッシュで駆けつける集団もいます。
武勲欲しさに群れを成してやってくる彼らはウォーリアの一団です。
何という無茶苦茶な展開でしょうか?
やはり、今回のノールの働きぶりは武勲がデカすぎます。
既得権益層が黙ってみてる訳にはいかないようです。
表情がそれを物語っています。
しかし、悪者の金ぴかオジサンは、ノールが追い払ってしまっていたので、残っているのは雑魚ばかりです。
これでは一等の武勲はノールに奪われてしまいます。
そこで、彼らは次なる手にでます。
金ぴかオジサンを追って、悪者の首を取ってしまおうと言う作戦です。
と言っても今から追いつく手段もあまりありません。
そこで竜を蘇生して、竜に乗って行こうと言う訳です。
ノールが勘違い野郎なのを良いことに、ノールとロロを唆して竜の背中に乗ろうと言う作戦です。
さらに、そこに現れたのがリーンの父と兄。
「ここはひとつうちの息子も加えてやってくれないか?」
ってなノリで、さらにレインも竜の背中に同乗する事になりました。
と言う事で、竜の背中に乗って、いざ金ぴかオジサンの首をかけた武勲争奪戦の第二幕が開始されました。
竜の背中でも、ライバル同士の火花はバチバチです。
参加者が自分の力をアピールするタイミングを見計らっています。
そこで、出遅れたイネスが、地上への攻撃でアピールを開始です。
神盾の能力を使って、なんかすごい剣を生成しました。
そしてこの剣の凄いのは、衝撃波が飛ばせます。
武勲争奪戦に乗り遅れたイネスは、この衝撃波で一気に差を詰めたいところです。
辺り構わず地上への無差別攻撃です。
そんな頃、ノールは高所恐怖症でした。
竜の背で気を失っているのでした。
さて、竜に乗った一行はどうなるのでしょうか?
第十話のもう少し正しい解釈を知りたい方は、ぜひアニメをご覧ください。
では、第十一話でお会いしましょう。