堀井雄二氏も今年で70歳。
すぎやまこういち先生も、鳥山明先生も、もうお亡くなりになられて、ドラクエはいつまで続くのか?
日本のゲーム業界の功労者が引退となれば、その衝撃は計り知れない。
ファンの中でもそんな心配の声はよく聞く。
僕もそれを心配する一人だ。
堀井雄二氏がインタビューで引退について言及した記事をみた。
ドラクエの生みの親と言われる堀井雄二氏。
そうだよね。
インタビューでも、その話題がでてもおかしくない年齢だよね。
スーパーマリオブラザーズ、ゼルダの伝説、そしてドラゴンクエスト。
1985年以降、それまでのファミコンのゲームとは一線を画すゲームが出始めた。
小学校六年生だった僕は、それまでのストーリー性も薄く、目的も良く分からず、跳んだり撃ったりするだけのゲームにマンネリ化を感じていた。
そんなころに初めて触れたのがドラクエだった。
子供ながらというか子供だからこそ衝撃が走った。
二人の弟は、四年生と二年生だった。
僕には衝撃的だったドラクエも、二人の弟には早すぎた。
まだ、跳んだり撃ったりするゲームが楽しい年齢だった。
それまで兄弟で同じゲームをしながらゲームオーバーしたら交代しながら遊んでいた。
しかし、ドラクエの出現で共通のゲームで遊べなくなった。
その上、ドラクエには基本的にゲームオーバーはない、弟たちと交代するタイミングもない。
お兄ちゃんは、ゲームを独り占めする悪いお兄ちゃんになった。
それから40年近くたった。
子供の頃の夢だった自分専用のゲーム機を手に入れて、独り占めして、朝から晩までドラクエをする。
自分専用のゲーム機も手に入れた。
独り占めできるようになった。
でも、仕事が忙しくて、朝から晩までドラクエをする夢は実現できていない。
雑誌のインタビューでは、まだ引退は考えていないそうだ。
少しずつ人に任せながら、続けられる所まで続けたいと答えていた。
ちょっとホッとした。
いい年をしているが、今でも、朝から晩までドラクエをしてても、問題のない身分になりたいと本気で思っている。
仕事を頑張るモチベーションの半分以上はそれである。
堀井さん。
僕の子供のころの夢が実現するまで、ドラクエ12も、13も、14も作り続けてください。
お願いします。