俺はゴブリンをパリィする
第四話は、押しかけ弟子のリーンとの二人パーティーのお話です。
ノールとリーンは冒険者ギルドを訪れます。
ノールは、初期スキルしか使えないのでFランク。
依頼は、ドブ掃除や工事現場ばかりです。
でも、リーンはBランクなので、二人で依頼を受けると、ゴブリン討伐の依頼を受けることができるそうです。
これまでFランクの依頼ばかりを受けていたノールは、ゴブリン討伐と聞いてテンション爆上がりです。
初めてのゴブリン討伐に妄想も広がります。
討伐証明は、ゴブリンの耳を持ち帰る事です。
果たして、討伐は成功するのでしょうか?
この旅立ちっぽいシーンは、いいですね。
森に踏み入れた二人は、モンスターの気配を負います。
と言っても、ノールにモンスターの気配を追うスキルはありません。
リーンの案内で、ゴブリンを探します。
リーンは、さすがBランクで、冒険の心得やモンスターについての知識も豊富なようです。
そして、ついにゴブリンが現れます。
あれはゴブリン…
通常のゴブリンと桁違いの大きさのゴブリンを見て、リーンはそうつぶやきます。
ここでノールの勘違い。
このバカでかいモンスターが、ゴブリンだと勘違いします。
実は、リーンは小さな声で「ゴブリン…エンペラー」とつぶやいたのでした。
ノールは初めて見るゴブリンに驚愕の色を隠せません。
でも、パリィだけは、極めているので、全ての攻撃を跳ね返します。
しかし、攻撃をはじき返しても、リーンが魔法で攻撃しても、ゴブリンの体の傷は瞬時に回復してしまいます。
どうやら通常のゴブリンとは違うようです。
その秘密は、額に輝くこの魔石のようです。
この魔石を破壊するにはどうすればよいのか?
ノールはパリィは出来ても、破壊するための強力なスキルがありません。
そこである作戦を思いつきます。
その作戦で、見事、魔石に一撃を浴びせます。
詳しくは作品をご覧ください。
魔石は無事回収でき、最後はリーンの炎の魔法で一気にとどめです。
言うまでもありませんが、討伐証明の耳も丸ごと焼き払ってしまいました。
これもはや様式美ですね。
と言うことで、次回、第五話でまたお会いしましょう。